メディカルイノベーターの必要性

背景1

高齢化が進む中での人口構成・疾病構造の変化

  • ・医療の高度化
  • ・医療提供システムの効率化

背景2

日本の医学部卒業生は研究志向が高い

  • ・在学中、多くの学生がアカデミックなキャリアを志望
  • ・欧米に比較し、多くの医学部卒業生が大学院博士課程に進学

現状

  • ・生命科学研究分野における国際競争力の低下
  • ・医薬品・医療機器市場における輸入超過→国内資金の海外流出

目標

  • ・本・世界の医療の現場に変革を起こしうる人材を輩出し、生命科学・医薬品/医療機器・医療システムの分野において、日本が世界を牽引する

現状と目標との間の隔たりが大きい

  • 初等/中等/高等教育において、EQ (emotional intelligence quotient) の強化が不十分なためではないか

現状

世界的に、高齢化とともに人口構造や疾病構成の変化が進み、医療の高度化とともに医療提供システムの効率化が求められています。
経済大国である日本は、医学部卒業生の研究志向が高く、大学院博士過程進学率も欧米に比較して圧倒的に高いこともあり、世界的に医学・医療の変革が求められる中で先導的役割が期待されています。
しかし実情は、生命科学研究分野における国際競争力が低下しつつあり、更に医薬品/医療機器市場では輸入超過となっています。

原因考察

変革を起こすには、IQ(Intelligence Quotient)、つまり高い知識と技術はもちろんですが、それらに加え、EQ(Emotional Intelligence Quotient)、つまり批判的思考力、創造的思考力、チームビルディング力などにより構成される能力が同程度必要です。また特に医薬品/医療機器開発においては、研究/開発に関わるすべての人材が、開発から応用までの全体像を把握し、またレギュラトリーサイエンスも深く理解している必要があります。日本の現状には、IQ、つまり高い知識/技術の習得のための教育は充実されてきた一方で、EQの強化が高等教育に至るまで不十分であり、そして研究/開発に携わる人材における開発から応用までの全体像の理解も不十分であることが強く影響していると考えます。

課題

そのため、IQ(高い知識/技術)に加えて、EQを備え、開発から応用までの全体像を十分理解し、基礎医学/臨床/医療サービス/医療政策分野において、現場での変革につながる成果を出せる人材の養成が、日本が面している大きな課題であると考えます。