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平成29年度 プロトタイプ発表会を開催しました

 イノベーター養成プログラム全履修生を対象に2月20日にプロトタイプ発表会を開催しました。

この発表会では、主に今年度のEQ特訓ワークショップからワークショップ後にかけて取り組んだテーマについて、

学年毎にそのプロトタイプを発表し、お互いフィードバックを行いました。

発表は1年生(4期生)から始め最後に4年生(1期生)の順となりました。

 

 1年生(4期生)は、「視覚障害者が不安を感じずに家の外を自由に移動することを可能にするイノベーション」をテーマに

ワークショップ後に行ったインタビューやフィードバックから得られた意見を参考に、より良いプロトタイプを作成しました。

2チームに分かれ、1チーム目は特に電車の駅とホームに焦点を当て「健常者が障害者に声掛けをしたくなる、

せざるを得なくなる」ようなイノベーションを考えました。専用のICチップとICカード、ホームドア等を組み合わせ、

安全に電車を利用できるプロトタイプとなりました。

2チーム目は、「点字ブロックをポータブルに」ということで、点字ブロックの働きをする靴の中敷きとGPSや発信機、

自動運転技術を取り入れたプロトタイプとなりました。

いずれのチームも、現時点のプロトタイプにおける課題を抽出しており、今後更に改良を重ねたいとのことでした。

 

 2年生(3期生)は、「TMDUにおける学生のランチ経験を飛躍的に充実させるイノベーション」ということで、

3チームに分かれて発表を行いました。

1チーム目は、大学の生協食堂が混んでいることに焦点を当て、webclassやアプリを利用した事前注文や席の予約システム、

またAIを駆使した席の割り振りなどのプロトタイプを考えました。

2チーム目は、楽しく、食べたいものが食べられるようなランチ経験に焦点を当て、貸出キッチンと食材を購入できる

スーパー生協を提案しました。自分たちで食材を購入しキッチンで調理ができるほか、料理学校の学生さんとのコラボレーション

などのアイディアもありました。

3チーム目は、生協食堂の人を分散させることに焦点を当てました。

ディズニーランドのfast passからヒントを得て、webclassによるお弁当の事前予約や移動販売などのアイディアが出ました。

2年生はデジタルプロトタイプということで、発表の形式も動画や音声を駆使してわかりやすく、楽しいプレゼンテーションと

なりました。

 

 3年生(2期生)はリアルプロジェクトとして現在進行している、「病院の待ち経験」「病院の案内表示」に対する

イノベーションについてそのプロトタイプを発表しました。

病院の案内表示については、駅から面会受付までの表示と、院内の表示についてそれぞれ1チームずつが取り組みました。

駅から面会受付までの表示には、等身大のピクトグラムを模した看板と、エレベーターの回数表示の廃止のアイディアが出ました。

院内の案内表示については、ホテルのルームナンバーと地下鉄路線図からアイディアを得た院内の表示および院内案内図の

プロトタイプが発表されました。

いずれのチームもわかりやすいだけでなく実現可能性の高いプロトタイプと考えられました。

これらのアイディアは既に医学部附属病院長に提案しており、今後職員研修などでの発表の機会を与えていただく予定です。

病院の待ち経験に関しては、病院の待ち時間を有意義に過ごすための、医学生発の院内広報誌が提案されました。

既存の院内広報誌と異なり、患者さんあるいはご家族が知りたい情報を載せ、医学生が病院と患者さんとの懸け橋になることを

コンセプトに、広報の宇山先生の多大なご協力を得て、待ち時間有効活用マガジンとして「Pont」の創刊準備号が皆に配布されました。

Qualityの高いプロトタイプであり、近い将来の実現が楽しみです。今後の運営方法などについても、学生間で話し合われました。

 

 4年生(1期生)は、昨年度に取り組んだ「図書館プロジェクト」についての発表がありました。病院7階の現在の図書館と

2階の待合スペースについて、明るくリラックスできるような新しい図書館の提案がありました。

本プロジェクトについても、既に医学部附属病院長に提案をしており、今後の新図書館の計画に一部アイディアを盛り込んで

いただけるのを期待しています。

今回の発表会では、異なる学年で取り組んでいることを共有することができ、また様々なフィードバックをお互いにすることが

できました。

 一部のプロジェクトはこれらの意見を参考に更に改良を加えて、実現に向けて進めていく予定です。

 

日時:平成30年2月20日

場所:保健衛生学科講義室