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平成29年度 第2回リサーチセミナーを開催しました

主に「イノベーター養成プログラム」履修生を対象として、10月30日に今年度第2回目のリサーチセミナーを開催しました。

 

今回は、臨床試験管理センター長・医療イノベーション推進センター長である小池竜司教授を講師としてお招きし、

「臨床試験をデザインしてみよう」というタイトルでご講演いただきました。

 

最初に臨床試験の概要と用語の説明がありました。

その後、「『感冒』の新薬についての臨床試験をデザインする」という課題が学生に与えられ、

①対象患者、②試験のデザイン、③評価方法、の三項目について考えました。対象患者については

3期生と4期生が、試験のデザインおよび評価方法については2期生がそれぞれグループに分かれて話し合いました。

話し合った結果を発表し、その後小池先生の方から解答例が提示されましたが、いずれのグループも

重要な点がきちんと考慮されているようでした。

 

講演の半ばには、「かぜ」の医学についてお話がありました。

また、「かぜ」を考えるときに考慮に入れておく必要のあるインフルエンザに関するお話もあり、

その中で、臨床試験の例としてインフルエンザの治療に使用されるオセルタミビルの有効性に関する論文を

提示していただきました。

インフルエンザの定義や評価方法やその結果に関して、論文を参照しながらわかりやすく

解説していただきました。

 

最後に、臨床試験の計画は診療プロセスの可視化である、というお話があり、疾患の定義や

その評価方法を考えることは、実臨床においても必要かつ非常に大切なことであるということを教えていただきました。

その中で、臨床試験は臨床試験としてデフォルメされた部分を理解する事、実際に適用する上で

重要な部分とそうでない部分を考える必要があるというお話もありました。

 

「かぜ」や「インフルエンザ」といった身近な話題を例としてお話ししていただいたことで、

医学に関する知識が少ない4期生にとっても分かりやすく、臨床試験がどのようなものであるか

理解できたのではないでしょうか。

なお、本セミナーには「イノベーター養成プログラム」履修生22名、医学科1年生、医師の参加がありました。

 

 

日時:平成29年10月31日(火)

場所:M&Dタワー 大学院講義室