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平成28年度 日本のイノベーションラボ見学ツアーを開催しました

イノベーター養成プログラム履修生を対象に、10月17日に今年度の「日本のイノベーションラボ見学ツアー」を開催しました。

 

今回は、日本の医薬品開発をリードする企業の一つである、武田薬品工業株式会社の湘南研究所と、世界の内視鏡産業をリードするオリンパス株式会社の技術歴史館「瑞古洞」を訪れました。

 

武田薬品の湘南研究所では、まず新規の酸関連疾患治療剤であるボノプラザンについて開発の背景から上市されるまでの研究の過程、経緯について講義をしていただきました。

既存のプロトンポンプ阻害剤の課題を抽出し、これを解決する新しい薬剤を開発するために様々な方法を模索し工夫ながら研究を進めていく過程をお話していただきました。

新薬開発に至る確率は0.004%以下という非常に低い中、リード化合物から実際に臨床で使用できる薬剤が開発されるまでにはいくつものステップを踏んでいることがよくわかりました。

また、その過程でうまくいかない場合には、前の段階に立ち戻って検討することも時には大切であることも教えていただきました。

 講義のあとには、研究施設を見学させていただき、ハイスループットのシステムについての解説や、研究施設の構造自体の工夫などについてもお話ししていただきました。

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オリンパスでは、まず事業の概要についてご説明いただき、その後「瑞古洞」を見学いたしました。

「瑞古洞」内では、創業時から現在に至るまでの内視鏡、カメラ、顕微鏡、レコーダーなどオリンパスが開発製造した製品が展示されており、それぞれについて係員の方から丁寧な説明がありました。

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特に、内視鏡製品については、最初のガストロスコープから現在の内視鏡に至るまでの変遷や、仕組みに関して詳しく説明していただき、途中には腹腔鏡による操作の体験もさせていただきました。

また、顕微鏡についても、創業当時の海外製品を模倣したものから、現在のオリンパス発の顕微鏡まで様々な製品の紹介がありました。

さらに、工業用製品として非破壊検査に用いる機器などの説明もしていただきました。

 

今回のツアーでは、医薬品と医療機器という、医療の発展に大きくかかわる二つの分野のイノベーションに触れることができ、学生も興味をもって見学していた様子です。

大いに刺激になったのではないでしょうか。

なお、本ツアーには「イノベーター養成プログラム」履修生を中心に21名の参加がありました。

 

 

日時:平成28年10月17日

訪問先:武田薬品工業湘南研究所

    オリンパス技術歴史館「瑞古洞」