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平成27年度 日本のイノベーションラボ見学ツアーを開催しました

2015年12月23-24日にイノベーター養成プログラム履修生を対象に、学外学習として日本のイノベーションラボ見学ツアー

を開催しました。

実際に行われたイノベーションを見学し、それらイノベーションに携わる方々のお話を伺う事により、日本におけるイノベーション

を体感することを目的として、日本の最先端テクノロジー/イノベーションのトップである、サイエンススクエアつくば

(産総研展示施設)、JAXA筑波宇宙センター、および中外製薬工業宇都宮工場の見学を行いました。



サイエンススクエアつくばでは、脳波で難病患者の意思伝達を支援するニューロコミュニケーターや肝炎の進行状況を

迅速に判定する糖鎖マーカー、ヒトiPS細胞を生きたまま染色する技術など、生命科学・生命工学に関するテクノロジーの他、

材料・化学、情報・人間工学、エネルギー・環境など、様々な最新研究成果に関する展示を見学し、実際に本邦で進められている

イノベーションについて学びました。

 


日本で最大規模の宇宙航空開発施設であるJAXA筑波宇宙センターでは、宇宙飛行士養成エリアおよび国際宇宙ステーション

「きぼう」日本実験棟の運用管制室を訪れ、解説をまじえた見学を行いました。また、展示フロアでは日本の宇宙開発の歴史、

取り組み、これらに関する様々なテクノロジーの紹介がありました。宇宙分野におけるテクノロジーとしてのイノベーション

だけでなく、宇宙飛行士の健康管理や宇宙環境下における医学の役割など宇宙医学に関しても学ぶことができました。

 



初日の夜には、医療分野のイノベーションについて事前にリサーチして得た情報に、これらの施設見学で学んだ事をまじえて、学生による発表および討議を行いました。2年生の2チームは共にニューロコミュニケーターを題材として、それぞれACT(演劇)での表現による発表

(Aチーム)、クイズ形式での発表(Bチーム)を行いました。1年生の3チームはそれぞれ、光応答性ゲル(Cチーム)、世界初のサイボーグ型

ロボットであるHAL®(Hybrid Assistive Limb)(Dチーム)、海水シャーベット製氷機(Eチーム)を題材とした発表を行いました。Cチームはテクノロジーの説明にとどまらず、自分たちで考えたテクノロジーの新しい利用法の発表、Dチームは「イノベーションには誰かのための

強い思いや何かをやりたいという思いが重要である」という事を焦点に当てた発表、Eチームはテーマを分けてそれぞれについて内容を

まとめて発表するなど、いずれもユニークで、且つEQワークショップ等でこれまで学んだ手法を取り入れた素晴らしい発表となりました。

 

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2日目には、中外製薬工業宇都宮工場を訪れ、本邦初の純国産抗体医薬品、ヒト化抗IL-6受容体抗体(トシリズマブ)の、原薬の製造から梱包に至るまでの工場ラインを見学すると共に、その工程について詳しい説明をいただきました。また、直接、トシリズマブ開発に携わった大杉義征先生の講演を聴講し、着想から製品化に至るまでの過程に関する詳しいお話しをいただきました。大杉先生からは、イノベーションに必要なこととして、「信念に向かってひたすら努力する事、更にその信念をどのようにして決めるかが非常に重要である」という

メッセージをいただきました。

 

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【スケジュール概要】

■12/23(水)

11:00               湯島出発

13:10~14:10  サイエンススクエアつくば施設見学

15:00~16:10 JAXA筑波宇宙センター 宇宙センター施設見学団体ツアー<ガイド付>

16:10~16:55 施設内自由見学 (スペースドーム、プラネットキューブ)

18:00            ホテル到着

19:15~20:00  学生による研究発表 

20:00~21:00 教員による医療におけるイノベーションのレクチャー

21:15~23:30 全体討論、総括

 

■12/24(木)

8:00~8:25  ホテル出発

8:30~10:30  宇都宮市中外製薬工場見学

10:30~11:30 トシリズマブ開発に関する講演

11:30~12:00 全体ミーティング

12:10            中外製薬工場出発

16:00            湯島到着、解散